◆ドジョウつかみ取りの目的
ドジョウを子どもたちに素手で捕まえる体験をし、 持ち帰ったドジョウを飼育・観察してもらう『命を育てる』を体験し、感性を養ってもらう事を目的としています。
また、必須ではないが、どじょうの食する事で『命をいただく』という体験を通じて、命と携わった人たちへ感謝できる食育体験する事も含まれています。
※『命を育てる』、『命を頂く』については、下記をご参照ください
◆『いただきます』言っていますか?
食事の前に、手を合わせて『いただきます』と言っているようでしょうか?
株式会社ぐるなびの調べによると、朝・昼・夕の毎食時に『いただきます』と声に出して言う人は35%であったいう結果でした。
『いただきます』とは、どのような意味があるのでしょうか?
※20歳~69歳の男女1,200人を対象に調査
参照⇒https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000464.000001511.html
◆『いただきます』の意味
頂きますには、下記の2つに意味があると言われています。
①食事に携わってくれた方々への感謝。
料理を作ってくれた方、配膳をしてくれた方、野菜を作ってくれた方、魚を獲ってくれた方など、その食事に携わってくれた方々へ感謝のこころを表しています。
②食材への感謝。
牛や豚、鶏、魚介類、野菜、果物等の命をいただいているということです。
これらの動植物にも当然生きる権利があるが、あなたのために食料になっているのです。
それぞれの食材に対して「命を私の命にさせていただきます」という感謝を表しています。
最近では、飽食の時代(食べ物に不足がなく、飽きるほどに食べられる)といわれ、食に対する感謝の気持が薄らいできているように思えます。食に対して感謝しない、食べ残すという行為は、生き物の命を粗末にする事に繋がります。
食事の前に『いただきます』を心掛け、食に対する感謝の気持を再認識して頂ければ幸い
ドジョウは、江戸時代から多くの人に食べられ、今で言うファーストフードのような位置づけで庶民の食べ物として親しまれました。
また、東京のご当地グルメとして、「もんじゃ焼き」と同じぐらい、江戸の郷土料理として「どじょう鍋」が有名です
この機会に地元グルメを知る為にもドジョウ料理を作ってみてください
◆ドジョウの味/栄養価
実は昔から、うなぎと肩を並べるほど人気の高いお魚で、味も良く、安くて栄養価の高い食物として親しまれてきました。
ただ、ドジョウは臭いがきついと言われていますが、これは水田や湿地など泥の多い場所に生息するため、そのまま食すると泥臭いため、3日~1週間程度、餌は与えずキレイな水で泳がせ泥抜きをする事で解消します。
ただし、今回のつかみ取り大会のドジョウは、養殖物で井戸水で生活していた為、特に泥抜きは不要です
ドジョウ本来の味は、うなぎと似ており、薄い味わいであっさりとしています。
栄養価については、「ウナギ一匹、ドジョウ一匹」と言われ、夏バテ防止に食される栄養満点のウナギ一匹が、ドジョウ一匹に匹敵するほど高い栄養価を持つとされています
◆具体的な調理
ドジョウの大きさに応じて、調理方法が変わってきますが、小さいドジョウの場合は、唐揚げとして調理し、もう少し大きくなると柳川鍋や蒲焼等もあります。下記に、ドジョウの下処理や、調理方法を記載されたサイトを紹介します。
●どじょう料理はこうやって作る!調理方法や下処理の仕方をご紹介
https://tsuri-biyori.jp/578?p=2
https://seafood-reference.com/dozyou/dozyou-tyouri/entry1268.html
◆本格的な調理に挑戦!!
東京の浅草にある、ドジョウ料理店が、本格的な調理方法を公開していますので、是非、チャレンジしてください!!
明治から続く『どぜう飯田屋』の柳川鍋の動画及び、簡単アレンジレシピのサイト
https://gourmet-note.jp/posts/17878
東京浅草のドジョウの名店「たつみ屋(東南屋)」のドジョウ料理の動画があります、動画は21分と少し長いですが、ドジョウ天ぷらと、ドジョウ鍋の調理が見れます
https://cooljapan-videos.com/jp/articles/kmyvruiv
動物を育てるという事は、『命を育てる』にあたり、子どもの感情を豊かにするとすると言われています。具体的にどんな影響があるのでしょうか?
①だれかのお世話をする気持ち
動物を育てるという事は、他者のことを思いやる心が芽生えてきます。
周囲の変化も敏感に察知できるようになるため、気遣いのできる子どもに成長しやすくなります。
②命の尊さを学べる
動物の寿命は人間より短いため、子どものうちから飼育した場合、必ず動物の死に直面します。命は永遠にあるものではなく、だからこそ毎日を大切に過ごさなければならないという事に気づきを与える事ができます。
『命を育てる』ための重要点
◆名前を付ける
名前を付ける事の意味は、唯一無二の存在となるになります
名前を付けた命と、付けないその他の命の間には、違いが見えてきます
例えば、顔の見た目、模様等の違いを認識することができ、他の命と異なった存在となります
このため、日々の変化の違いも感じ取る事ができ、愛着が湧くといわれています。
ちなみに、食用の家畜には愛着を湧かなくするためにも名前をつけないと言われています。
◆日々接する
エサやりや、挨拶等の声掛けなどをできるだけ毎日行い、動物と接する機会を増やす事で、お世話をしているという気持ちが育まれ、愛情が芽生えていきます。
是非、お子様と共に動物のその命が尽きるまで、『命を育てる』を実施してあげてください
ドジョウは、飼育が簡単で混泳できる魚も多いです。主に水槽の底層を泳ぎ、底砂に潜るのが好きです。
寿命は平均5年~10年で、大きくなると15cmぐらいになります。
愛嬌のある顔立ちで、水槽の底を泳ぎながら餌を食べる様子や砂に潜り込む姿なども見ていて飽きないです。
是非、お子様と一緒に、名前を付けて、毎日接してお世話してあげてください。
◆用意するもの
・水槽
水槽は、ドジョウが飛び出さないようにふたをします。
・ポンプ
水面に顔を出だして呼吸をするので、必かならずポンプが必要ではありませんが、ドジョウをたくさん飼かう場合や、水草を使わない場合は、ポンプ使うとよいでしょう。
・水草
ドジョウは植えた水草を掘り起こしてしまうので、流木や石に付着できる水草や浮かせておくだけで育成できる種類がおすすめです。
・砂利
ドジョウがもぐれるように細かいものを使います。
・えさ
めだかや金魚の市販のえさを使います。アカムシが大好きです。
◆飼い方
・水の入れ替えは、 週に一回程度が目安です。全体の 1/3程度を入れ替えます。
水は、水道水を一日汲み置きしたものか、カルキ抜きの 薬を入れたものを使ってください。
・えさは1日1回か2回が目安です。数日程度であれば、えさをあげなくても大丈夫です。
えさをあげすぎると、水が汚れますので注意してください。
・ドジョウは、ものに隠れます。湯飲のみなどの隠れるものを入れてみましょう。
気に入いってくれたら、使ってくれるかもしれません。
・金魚と同じ水槽で飼うこともできますが、狭いとストレスを感じるので、スペースにゆとりがある場合のみにしてください。
是非、ドジョウの写真、動画をインスタグラムにアップし共有ください!!
インスタグラムのアカウント取得や、投稿方法は下記のURLを参照してください
●初めての「インスタグラム」超入門──始め方から使いこなしまで完全ガイド
インスタグラムでは、下記のハッシュタグをつけると、ドジョウつかみ取り大会の参加者のドジョウの様子を参照できます
各ハッシュタグをクリックで、インスタグラムへ遷移します
ドジョウの豆知識コーナーです、是非、お子様に自慢してあげてください
◆ドジョウの名前の由来
ドジョウは泥の中に生まれるので、泥生(ドロショウ)が転じてドジョウと呼ばれるようになった説と、ドジョウが土の中でも成長することから、土長(ドチョウ)が転じた説とがありますが、後者の説が有力と言われてます
◆老舗の店で「どぜう」と記載している理由
ドジョウは泥鰌、鰌と書き、旧かなづかいでは「どぢやう」もしくは、「どじやう」となります。
しかし、四文字では縁起が悪く、お店の三枚ののれんに書けないという理由から、発音の近い「どぜう」となりました。
◆ドジョウのひげは何本?
ドジョウの種類により本数が異なり、ドジョウは10本でホトケドジョウ属は8本、その他は6本であります。
口ひげや口の周りには、神経細胞が集まってできた味蕾(みらい)という味覚器官があり、これによりにおいや味を感じています。
◆ドジョウの生息地は?
日本では北海道~琉球列島(沖縄)まで全国に生息し、池や田んぼなどに住み、ドロの上や、ドロの中にもぐってくらしています。
◆ドジョウはオナラをする?
魚の仲間は、えらで呼吸をしますが、ドジョウは、えらばかりでなく、空気を飲み込んで、腸でも呼吸します。
なので、時々水面に顔を出します。 ドジョウがおならをするのは、あまった空気を出しているからです。